工場衛星パキケファラスが
ケダブール条約機構の支配下になってから十数年後、
同機構のもとで存続していたPNGが開発したTU。
統一国家連合議会にあっては日の目を見なかった
PNGだったが、長い雌伏の時を経て、
軟質装甲技術とケダブール系TU技術を融合させ、
このズキを実用化したのである。
性能は在来機種の標準を上回っていたものの、
当時はギルバーグが軍を牛耳っていたために、
PNG製のズキがすぐに前線にまわされることはなかった。
ズキは生産拠点であるパキケファラスから近い
辺境国家カヲクフに配備されたが、
実はこれは、PNGの側が仕組んだ策略だった。
一ヵ月後にカヲクフで宣戦布告したエマバール誓約軍は
PNGの全面支援の下、ズキを主力TUとして使用していくことになる。
武装:
イカリ・ブレード
ワイヤー・シューター
エマバール誓約軍の蜂起までは
カロ、ダル、キャスクなどに倣った
上記のようなカラーリングだった。
腕部をテガロのものに換装されている。