ケダブール条約機構軍の高機動型TU。
大気圏内外いずれにおいても高い安定性能を有し、
特に歩行能力と宙空間での姿勢制御を両立させた脚部には、
当時のTUとしては最高峰の技術が用いられている。
両肩に攻守一体のギロチン・シールドを装備。
手持ち式のライフルは、
遠距離用の高集束ビームモードと
中・近距離用の拡散式ビームスプリッターモードを
切り替える事ができる。
生産数は十機前後にとどまり、
神槍師団など一部特別なパイロットの機体として使用された。
新約戦争に至るまで運用され続けたことからも、
その基本性能の高さがうかがえる。
パイロット:テックス・ガヌーン、他
宇宙装備 †
地上で絶大な威力を発揮するギロチン・シールドも、
宇宙では月面や要塞衛星内など、
限られた場所でしか有効ではなかった。
そこでのちに宇宙用の防御装置(仮)が開発された際、
宇宙に配備されていたハットのギロチン・シールドは
すべてこの装置へと換装された。
この装置は、特殊な粒子を放出して、
敵のビーム攻撃を防ぐものである。
帰還暦527年(540年説あり)、ワームホール停戦直前の
三陣営による三つ巴の戦闘に出撃したハットは、
すべてこの宇宙仕様だったと言われている。
なお、この装置からギロチン・シールドに戻すことも容易なため、
ケダブール内では換装後のハットに特に別の名前は与えていない。