(便宜名マノ・リレッケム)は、
<真静>の咎人部隊に所属するTUパイロットの一人である。
クラスタリングと一体化した拘束衣をまとっている。
眼にはブルブヴァ・ダレスと同規格の端子を移植されており、
TUに搭乗したときのみ視覚を取り戻すことができる。
元々無実の罪で<視刑>となった人物であり、
自らを陥れ<御柱>の一柱となった
元親友ヌラ・リヒオンへの復讐を生きる動機とする。
なお、上記の<銘彩>は、<視刑>の際に大幅に情報を削除され、
単色の単純なものとなった、いわば残りかすである。
ステガギガス攻略戦ではボイキド・シャッハを駆り
終始最前線で敵を撹乱する奮闘を見せたものの、
敵の「鉄壁将軍」ムッグ・アークの策にはまり、作戦は失敗。
自機も中破し、命からがらに撤退している。
なおこのときマノは、捕虜としてトーマス・クリステンセン伍長を連れ帰った。
前線に現れた時代遅れの旧式に視覚的な驚きを覚えていた<真静>は、
トーマスの負傷を完治させ、捕虜離れした厚遇でもてなしたという。
のちの地上侵攻作戦においてはユーサン・ビサージュを与えられ、
アト・アンフォラや他の咎人たちとともに、
議会軍と条約軍の厳重な防衛網の中へ降りゆくこととなる。