ケダブール条約機構軍、兵器開発組織ギルバーグが
F.O.A.L.S.の一環として開発した、
次世代型多目的汎用決戦タイプのTU。
その能力は、確実に一時代は先を行くとも評される。
各部にユニバーサルポイントがあり、
ここに戦局に応じたユニットを換装することで、類希な適応能力を発揮する。
肩部・背部の推進器は取り外しが可能で、
取り外した部分もまたユニバーサルポイントとして活用される。
このユニバーサルポイントは電子機器のコネクタも内蔵しており、
コードなどを敵兵装に繋ぐ事でハッキングし、敵の武装を操る事が可能である。
ただしハッキング中は完全に制御CPUが停止し、数秒の行動不能状態に陥る。
また、簡易人工知能「カドゥケウスの蛇」を備えており、
アイカバーを開ける事により、一瞬にして局面を解釈し、
その状況に応じたユニット、戦略を選定する。
ユニバーサルポイントの位置や数の違う二機が試作されており、
それぞれ「トライアル1」「トライアル2」と呼称される。
トライアル1 †
トライアル1。
パイロットはアリシア・アンバーマン。
トライアル1の宇宙用高速強襲型ユニット装備状態。
なお本機は、装備中のユニットを示す語を続けて呼び表されることがある。
素体状態では「メッド・フォーリーン」、
上記ユニット装備時は「メッド・スターレイダー」といった具合である。
トライアル2 †
トライアル2。
パイロットは「不死者」シェザー・シュリーク。
画像でエンドエフェクタの直下にあるのは、
従来とは形状の異なるカムラ・ブレードである。
※以下、経過観察中設定
メッド・オリジナル †
遠い過去の戦争で<真静>の捕虜となった条約軍人の末裔らが、
資金援助を偽ってプレオス残党の優秀な技術陣に作らせたTU。
プレオス残党開発時はオータメッドと呼称されていた。
当時の水準からは隔絶した性能を持っていたが、
革新性の本質は、拡張オプションを含めたTU運用システムにあった。
捕虜の末裔らは、完成した機体と設計データを奪い、祖先の母国に投降。
そして短期間のうちにその兵器開発機関ギルバーグを掌握し、
メッド・オリジナルをベースとしたメッドシリーズの開発を進める。
更には私兵集団とも言える神槍師団を設立し、
分裂、混乱したケダブールの再統一に乗り出すのであった。
なお、連合議会軍の警戒網をくぐり抜けて
この機体をケダブール条約機構の勢力圏まで運んだのは、
捕虜の末裔の一人でありベテランTUパイロット、
ズビレ・ズバットスであった。
参考:オ披露目掲示板 記事No.12622