ヤカム・カシム

多弁な傭兵（フリーランス）。
アクラジ・カーンの食客としてマシート荘に逗留していた。

TUの操縦技術は確かであり、
愛機カンカンを駆って参加した模擬戦で
マシートの荘園巡視隊のTUすべてを打ち負かしている。

ある日屋敷で出会った少女トゥヤ・ユミトリヤに好意を持ち、
御前試合の勝利の褒賞として彼女を手に入れようと奮起するが、
旅の武術家モノツ・ワモノフを相手に思わぬ苦戦を強いられる。
さらには蜂起したばかりのエマバール誓約軍の襲撃に遭い、
居所もトゥヤを手に入れるチャンスも失ってしまった彼は、
こののち雇い主を変えつつ何度もトゥヤとモノツの前に現れる。

伝説のフリーランスであるケビン・ウェズリーに憧れており、
ケビンがペンタ・ブレットのひとりであると知ってからは
エマバール誓約軍との戦いに疑問を持つようになる。
しかし、ライバルと定めたモノツ・ワモノフと
その乗機アルガウを倒すまでは引き下がれない、
という信念もまた譲れないのだった。