月面、月の裏側に位置する特異点に位置し、
気の遠くなるほどの長い定周期で開閉している異空間への門。
周辺地域はシューカーのみが自衛力保持を許される非武装中立地帯とされ、
議会軍、条約軍、地球府の協同で厳重に管理・監視されている。
ロスト・パストの伝説によれば、
文化圏A・B・Cの人類は、
この門を抜けた先でそれぞれに独自の文化を育んだのち
再び門をくぐって地球圏へと帰還したとされる。
暗黒時代を過ごした現代の人類に
その制御技術の多くは残されておらず、
文化圏Cの<基斥>にその残滓を確認できる程度である。
TUを用いた文化圏間の戦乱は、
地球府の信任を勝ち取り、
現在閉鎖期にあるこのホールの
将来的な使用権を得るためのものである。