[[ツィーダ歩行試験型]]の二足運動性能は~ 目覚ましいものがあったが、~ 従来よりも格段に操作性の高い~ マニピュレータ部分も備えているという特徴もあった。~ これに着目した[[A.G.インダストリー]]の宇宙開発部が、~ [[ツィーダ歩行試験型]]をベースに開発したのが~ この[[ツィーダ宇宙作業試験型]]である。~ もともと脚部のあった箇所にはマニピュレータが増設され、~ 胸部はパイロットの生命維持システムを格納するため~ 前方に突き出す形状となった。 期待通りの作業性を発揮したこの機体だが、~ 副産物として宇宙空間での高い運動性能も~ 備えていることが確認され、~ それは従来の宇宙用戦闘機をもしのぐほどであった。~ この情報を得た軍部は、[[A.G.インダストリー]]に~ 宇宙用[[TU]]の開発を命じた。~ そうして作られたのが[[ツィーダ宇宙用試験型]]だが、~ 当時の主戦場は地上であったため、~ 本格的に宇宙用[[TU]]の開発に力が入れられるのは、~ もう少し先にこととなるのであった。 試験運用後、しばらく倉庫で眠っていた~ この[[ツィーダ宇宙作業試験型]]だが、~ のちに、総力戦となった要塞衛星[[ステガギガス]]の~ 防衛戦で実戦に投入されることとなる。~ [[トーマス・クリステンセン]]伍長の操縦で出撃したこの機体、~ 敵1機に損傷を与えるが、乱戦の中、撃墜されている。