[[月面戦争]]末期に開発されていた[[プレオス]]軍[[TU]]。~ 単に「クレセント」とも呼称される。~ 型式番号はMEK-H2-05。 新型の[[MgHフラクター]]による出力の安定化、~ 新型の[[H2ブースター]]の搭載(背部3基、脚部各2基、計7基)~ による非常に高い瞬間機動力など、~ による非常に高い瞬間機動力の付与、~ [[H2キャノン]]使用時の姿勢安定のための~ 足の変形機構および尻尾の導入など、~ さまざまな新機構を盛り込んだ意欲作。 しかし、[[MgHフラクター]]は売りである連続使用時に~ 装甲温度が急激に上昇する問題があり、~ また[[H2ブースター]]に関しても冷却性能による制限で~ 使用回数が限られるなど、技術的課題も多かった。 結局、月面戦争中には問題点の克服に至らず、~ 例外的に改造機が実戦投入されるにとどまった。 なお、クレセントという機体名も、~ 所期のパーツを欠いた様子を三日月に喩えた命名であると推測される。 開発には[[エリー・ベリル]]が携わっている。 ***クレス・ベラード機 [#j9819661] #ref(crescent.jpg,around,right,nolink) 未完成状態のまま[[シークエイト]]に配備されたクレセントを、~ [[オータム]]からのパーツ流用により~ [[クレス・ベラード]]専用機として仕上げたもの。~ 元々予定されていた仕様とは腕部や腰部が異なっている。~ もともと[[H2キャノン]]の使用を前提に作られた機体であったためか、~ レーザートゥランケルの接続端子がついていなかったため、~ これをドライブするためにオータムの腕を丸ごと移植している。 また、機動性確保の為、腰部の大型スカートを外し、~ 最低限の装甲としてオータムの腰部パーツを取り付けてある。