#ref(tsyll.jpg) [[統一国家連合議会]]軍の宇宙用[[TU]]。~ [[A.G.インダストリー]]開発。 [[統一国家連合議会]]への敵対姿勢を見せていた~ 月面国家[[プレオス]]が、独自の月面用[[TU]][[オータム]]を~ [[M.E.キングダム]]とともに開発しているという情報を受け、~ 議会内で有力な某政府は[[A.G.インダストリー]]に対して~ 強力な宇宙用[[TU]]の開発を指示した。~ [[A.G.インダストリー]]としても、~ [[TU]]のライセンス供給による利益体制が崩れること、~ そして今まで重視してこなかった宇宙空間用[[TU]]の~ 開発において先んじられるという失態を防ぐため、~ 総力をあげて開発に当たった。~ そうして完成したのが[[ツィル]]である。 既存の[[ツィーダ]]シリーズで培った技術蓄積により~ [[ツィル]]の完成度は高く、開発主査[[クラーク・クロフォード]]が~ 「[[オータム]]? フッ、あんなまがいモノ、~ この[[ツィル]]と比較しないでいただきたい」~ とまで言い切ったほど。 しかし実際に[[月面戦争]]が勃発すると、~ [[オータム]]を圧倒すると期待されていた[[ツィル]]は~ 月面育ちの手だれたパイロット達が操る[[オータム]]に~ かなりの苦戦を強いられた。 なお、[[月面戦争]]後に宇宙での[[TU]]需要が減ったため、~ [[ツィル地上型]]、[[ツィル空挺型]]などへ改装されて~ 地上配備に転用された。~ これら改修機や派生型は地上でも高い性能を発揮したが、~ コスト高は否めず、主力量産機種の座は他に譲った。 *** [[ロール・リコーン]]専用機 [#haaeaa1e] #ref(tsyll_rr1.gif) #ref(tsyll_rr2.gif) [[議会軍]]へ寝返った[[ロール・リコーン]]の搭乗機。~ 彼により流出したデータを用いて設計された、~ 試作型[[レーザートゥランケル]]を装備しているのが特徴。 ただしツィルはハイトニックフラクターをもたないため、~ この試作型[[レーザートゥランケル]]の攻撃力はさほど高くないと推測される。