[[月面戦争]]終結後、[[統一国家連合議会]]軍は~ 余剰となった宇宙用[[TU]][[ツィル]]を地上用に改装することで~ 戦力バランスの改変を図った。 場当たり的に生まれた[[ツィル地上型]]だったが、~ 当時の地上用[[TU]]は技術的進歩が停滞しており、~ [[ツィル地上型]]は性能でトップの座に躍り出る。~ しかし新規生産を考えると[[ツィル地上型]]の~ コストパフォーマンスは悪く、~ 結局主力は地上用/宇宙用にそれぞれ特化した[[TU]]を開発・配備すべき、~ と[[統一国家連合議会]]は方針を決定した。 しかしこの方針決定後、[[第三勢力]]の脅威が明るみに出る。~ 幸いにして[[第三勢力]]の即時的な攻撃準備は認められなかったものの、~ 地上と宇宙の戦力バランスのシフトに~ [[月面戦争]]前後のような時間をかけるわけにはいかなくなった。 地上と宇宙の両方に万全な数の[[TU]]を揃える予算があるはずもなく、~ [[統一国家連合議会]]は前の[[TU]]配備方針を修正。~ 地上、宇宙ともに必要[[TU]]数の七割を特化機種で揃え、~ 残る三割を高コストながら地上・宇宙両用の汎用[[TU]]で補う体制を決定した。~ つまり、もし地上か宇宙に[[TU]]戦力をシフトすべき事態が生じれば、~ 汎用[[TU]]のみを配置転換することで当面を乗り切ろうという計画である。 そこで軍は、[[第一期>第一期トライアル]]、[[第二期>第二期トライアル]]に続く[[第三期トライアル]]を実施した。~ 地上用[[TU]]については[[ツィル地上型]]の登場で予てより競争が活発になっており、~ また宇宙用[[TU]]はツィル系で必要十分とみなされたため、~ トライアルの対象は汎用[[TU]]となった~ (ただしこの判断が誤りであったことは、のちの[[ガノケリス]]の陥落で明らかである)。 (ただしこの判断が誤りであったことは、のちの[[ガノケリス]]の陥落で明らかであり、~ [[ツィンカ]]や[[ツィーズ]]といった局地専用機が緊急生産されている)。 トライアルには[[ヴィンデ]]の[[プロト・ベーチュオン]]や、~ [[プレオロニクス]]を傘下に収めた~ [[A.G.インダストリー]]の[[ツィーデフ]]などが参加、~ [[主力上位機種]]の座は最終的に~ [[ヴィンデ]]の[[グリークシリーズ]]が獲得することになった。