牙黒鷲 (ガコクシュウ)
牙黒鷲:第七稿 2008/12/6~19 2009/7/11陰影追加

 前項「影龍」こと「牙黒鷲」の完成状態。その第七稿。

 この機体は私の初のオリジナルロボで、ヴェツファートの企画立ち上げ当初に Windowsのペイントで第一稿を描きました。ずばり、私のすべての愛と情熱を注ぎ込んだ機兵なのです。
 もっとも、我を通したぶん、そこはかとなくMS臭がするという問題点も昔から抱えていたので、今回の第七稿ではノイエトーター等に風味を近づけました。完成直前まで旧稿は一切見ずに、「最近の機兵デザインの感覚」に従って作業しました。しかし、ただ主流への妥協を図ったわけでもなくて、初期の画稿変遷において異端要素として切り捨てた要素も、新たなアレンジを加えて復活させています。スタンスは温故知新。

 この機体に関しては、色は塗装ではなくて装甲・フレームそのままの色という設定なので、今回は使う色数も抑えました。爪も今までは黄色だったんですが今回は黒で。
牙黒鷲:第七稿(爪展開)  リヒターシュヴェールト(爪)展開状態。

牙黒鷲:第七稿(フル装備)  こちらはフル装備状態。
 右腕の飛び道具がEMゲヴェール、左腕の盾っぽいものが汎エネルギー蓄積装置兼防御フィールド展開装置であるユニバーサルコンデンサ(仮称)。右腕の爪はしまってあります。
 ユニバーサルコンデンサについては、盾じゃないとは言いつつ外見は盾でしかないので、これもまた機兵らしからぬポイントなんですけどね。愛着があって外せません。ただし牙黒鷲のパワーアップ版では、盾のエネルギー吸収・蓄積といった機能が本体側に実装されるので、なくなる予定です。
 機体色を削減したわりにEMゲヴェールだけ色が違いますが、これはこれだけ材質が異なることの強調です。本体とあわせた色を用意して塗ってある、という解釈でもいいにはいいんですが、別に迷彩でもないので、異質さの表現を優先しました。


前バージョン
牙黒鷲:第六稿 2004/10/30~11/11

 この第六稿はもともと影龍第二稿をベースに描いていたのですが、やはりあのパースでは肩などのこの機体の特徴的デザインがうまく伝わらないと考え、第五稿をトレースしつつ、かつての問題点を修正する方法で描きました。
 デザイン的には、影龍第二稿と牙黒鷲第五稿を合成した感じですが、いったん捨てた第四稿以前の要素もささやかに復活させております。なかなか楽しい作業でした。
 なお、これまで載せていた第五稿は封印。 フォトショ入手前後に無理やり色つけたので、当時のスキルの問題と相まってけっこう醜い絵になってましたから。

 なんせ元々は初のオジリナルロボですから(幼稚園児の頃描いていた物はもちろん員数外)、ガンダムMk-II(バックパック)やバイアラン(シルエット、顔など )、ゲンガオゾ(脚)などmy favorite ロボたちの影響が出ていると思います。



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