2005/3/4完成
『黒龍隊の挽歌』の中ボス的役割を担う機兵。
すでに公開停止して久しい旧版挽歌の執筆中、ノイエトーターは強すぎるし、ゾルダートだと今ひとつ強敵という感じがしなかったので急遽作り出した「啓示軍のエース三人組」用機体。
配色からわかるように、そのときの三人組とはブルートバートなどのカスタマイズ機を使っているワイルダー兄弟のこと。彼らはブルートシリーズからこの機体に乗り換えるわけです。
製作順序としては、ブルートシリーズのほうがあとから設定して描いたものなので、あの三機にはトーデスゲヴァルトから逆算した要素が盛り込んであります。そのブルートシリーズが三機そろったので、満を持してトーデスゲヴァルトの改訂。
色は元々「血や炎を連想するような配色」というような記述を旧版でしていたので、
バージョン3.1では赤系でまとめていたんですが、ブルートバートを塗る際に思い切ってカラーリングを変更。トーデスゲヴァルトもそれに準じた配色にしました。
今回は盾(シュッツネーベル発生器装備)に隠れていた腕も描きました。ついでに火器も新規追加。この火器はブルートフントの右腕を意識してデザイン。
他に今回新たに気をつけた点は、
・ノイエトーター(X2)との類似性強化(特に脚部)
・ベオウルフとのつながり
・頭部形状の牙黒鷲との構造的類似
など。
二十時間近くかけましたが、おかげで前のよりだいぶ納得のいく出来になりました。
そして、これでモノクロ画も残りわずかになってきました。
←旧バージョン(第三稿。完成したものとしては初)
2002/10/14完成。
第四稿に引き継がれる基本的特徴はこの時点で完成。しかし第一稿はぜ~んぜん違う形でした。
第一稿の遺跡が一部だけ現存するので載せちゃいます。
←コレ
このように直線主体デザインを目指していたんですが、
どうもうまくいかなくて悩んでいたら、
ある日授業中に描いた別機体のデザイン案が自分の
ツボにはまり、そいつの同系機ということで路線変更。
その後はイメージを形にするのにかなり手間取りましたが、
宿題やってる途中の息抜きに描いたラフがうまくいき、
そいつをベースに描きあげました。
そして全体像の旧バージョン。
左:第三稿ラフ 右:第二稿ラフ
第一稿から第二稿への変貌ぶりは、このふたつの違いよりさらにすごいです。
当時の痕跡は円い楯状モジュールくらいです。
前の機体:ブルートフント
次の機体:アルターゲヴァルト