#ref(eisentaur.jpg) [[アイゼンミューオン]]と[[バタウカノーネ]]の合体形態。 [[バタウカノーネ]]用に開発された[[フラクターバスター]]は、~ [[バタウカノーネ]]用に開発された[[ブースターバスター]]は、~ [[アイゼンミューオン]]を援護するに十分な広域制圧能力をもって完成した。~ しかしドライブに要するエネルギーが想定より高くなり、~ 完成後の[[バタウカノーネ]]がこれを使うと、~ 前後数分間、ほとんど動けなくなるという致命的欠陥が露見する。 これを補うべく考案されたのが、~ 二機をドッキングさせるという新奇なアイデアであった。~ [[バタウカノーネ]]が[[アイゼンミューオン]]の後部に~ ドッキングして、四脚の人馬型[[TU]]となるのである。 この形態をとることで、[[バタウカノーネ]]側の全出力を~ [[フラクターバスター]]のドライブに割いても、~ [[ブースターバスター]]のドライブに割いても、~ [[アイゼンミューオン]]の大規模エジンエンジンにより~ [[TU]]としての標準的な運動性が確保されるため、~ [[フラクターバスター]]使用に伴う危険は~ [[ブースターバスター]]使用に伴う危険は~ かなり低減されると見込まれた。 [[トパス製作所]]は柔軟な設計変更によってこの案を実現し、~ [[アイゼンタウル]]が誕生することになる。 なお、合体時[[フラクターバスター]]は[[バタウカノーネ]]から分離され、~ なお、合体時[[ブースターバスター]]は[[バタウカノーネ]]から分離され、~ 合体後は[[アイゼンミューオン]]側の手持ち武器として使用される。 [[バタウカノーネ]]を実戦で使った[[ギルベルト・シュミッセン]]と~ [[アイゼンミューオン]]のパイロットであった真の[[ヴァル・ヴァサーゴ]]は、~ この合体形態を用いて[[クインティリオン・クオリティーズ]]の大部隊を抑え、~ 宇宙へ向かう[[クロスハート]]のための血路を拓く活躍を見せた。 この[[アイゼンタウル]]の合体というアイデアは~ 当時の[[統一国家連合]]内では類を見ず、~ むしろ<[[真静]]>の[[ルフト・ビアッシェ]]や~ [[トラッゾ・テオール]]の構造に通じるものがある。~ そのため発案者が誰であったかという謎が人々の興味の対象となったが、~ そのなかの一説では、[[アイゼンミューオン]]を駆る~ [[ヴァル・ヴァサーゴ]]自身が提案したものとも言われる。~ ちなみに後年においては、より洗練された形態として~ ツィンペリアルとツィラノ・ナギトの単純なドッキング機構が採用されている。 #ref(eisentaur_weapon.jpg) 分離状態の[[フラクターバスター]]。~ 分離状態の[[ブースターバスター]]。~ エンドエフェクタからエネルギー供給を受ける。