A.G.インダストリーの開発した、ツィーダシリーズ黎明期の機体。
武器運用試験型でパイロットが持て余し気味だった機動力を犠牲にして、
不足していると判明したパワー、耐久性を強化した機体。
その特性を生かすため、近接戦闘用に特化されている。

パワーを強化するため胸部が大型化しているが、
設計自体は歩行試験型のものをほぼそのまま引継ぎ、
骨格を徹底強化することで耐久力の向上を図っている。
このため、外見上は「大柄になった」ような印象を受ける。
期待されていたパワー、耐久性に関しては高い数値を叩き出すが、
機動力の低下も著しいものがあり、
この後、機動性重視とパワー重視の2系統が提案されていくことになる。

なお、TUの戦闘力を実戦に投入可能なレベルに引き上げた
エジンエンジンが開発されたのはこの機体のまだ随分後。
この機体の段階では、まだ実戦に耐えうるだけの
対費用効果を持った機体とは判断されていなかった。


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