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RE:540年代における議会軍の主力TU群、PSYシリーズの第一弾。

A.G.インダストリーツィンペリアルに替わる
ハイエンドTUとして開発したもので、
革新的な技術が多く盛り込まれている。

最大の特徴は動力源としてH4フラクター、すなわち
第四世代型ハイトニックフラクターを採用していることで、
これにより消費電力の大きい次世代型の武器や推進器を
余裕を持って作動させられる。
頭部は第一世代型における「撃鉄」に相当し、
起動時やリミッタ解除時などにそれらしき挙動を確認できる。

H4フラクターを始め枢要な部分をプレオス系技術者が開発しており、
開発段階での俗称はかつてのプレオス軍TUオータム
脚韻を踏んだ「ツィタム」であった。
しかし、RE:538のバルテア侵攻が悪行として報道されて以来、
ツィンペリアルなどのTSYシリーズのイメージ低下が著しく、
これを憂慮した上層部の政治的判断によって
PSYシリーズ第一弾「サイライン」と名づけられた。

H4フラクターの燃料再充填や保守には専用設備を必要とし、
また小型軽量化と熱的安定化の代償として
従来型に比べて補給頻度が高い欠点があるため、
PSYシリーズ対応の基地、母艦、補給車両などと
セットでの運用が前提となっている。
したがって敵対国やテロリスト、傭兵などが
何らかの手段でPSYシリーズを手にいれ、
なおかつ厳重なセキュリティを突破したとしても、
継続的な運用は不可能である。

特に傭兵が組織を拡大し正規軍と同等に幅を利かせる事態は
RE:530年代にかなり深刻化しており、
議会がPSYシリーズで生産・運用コストの高騰を許容したのも、
傭兵の最新兵器運用を阻害しその影響力を抑えようとする
戦略的思惑があったともされる。

本来はRE:539からの配備の予定であったが、
新採用の荷電粒子誘導スラスタの生産に躓き、
議会軍の配備計画は一年の遅延を余儀なくされた。
この生産技術の問題はなかなか抜本的な解決を見ず、
宇宙用として再設計されたサイラインLV2においては、
量産計画遵守のため荷電粒子誘導スラスタ
本体からオミットされることになる。

エウリュアレ

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PISSイーグレット・オオミセノが使用するサイライン改造機。
の操るメドゥーサの護衛、及び狙撃を担う。

基本は量産機と変わらないが、尾部のスラスターユニットと
脳結線システムが追加されている。
関節系及び重心のブレ精度が量産機に比べ桁違いであり、
維持コストがそれなりに高い。


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