統一国家連合議会軍の試作TU。
高機動・高出力のコンセプトに基づいており、
ツィパシルの後裔にあたる。
試作機でのテストでは理論値を下回る出力しか得られず、
問題点がエネルギー供給不足にあるとの解析から、
各関節に稼働時間延長用のカートリッジを増設した。
各関節部と足の大型化によって安定性は群を抜いており、
上述の改善された高出力と相まって、
大型の兵装を難なく振り回せるという特長を獲得した。
パーツごとの分解も可能でメンテナンスが容易となっているが、
パーツごとの単価が高いため交換はコスト高となる。
試作型三機のみで開発が中止となり、
このうち一機は分解、スクラップにされ、
残る二機も倉庫の片隅で解体待ちとなっている。
余談だが、このプロジェクトに人生をかけた人物がいたが
開発の中止が決定すると同時に行方不明になっている。
外見の類似から、ツィンペリアルの設計母体と推定される。