ケダブール条約機構オーラリ会ヴンダーカマー製試作機。

トランスポジション思想に基づいて設計されており、
背面に大型の推進器三基を持つ。
運用可能域は陸上、及び無重力下。

陸上では、スラスタ併用歩行による通常の移動方式に加えて、
脚部前面装甲板の下に収納されている車輪を展開、
踵の駆動輪とあわせて、四輪による高速走行が可能。
無重力下では、脚部を後ろに倒し、前方投影面積を縮小させる。
前者をヤブサメ・ポジション、後者をトビウメ・ポジションと呼称する。

テストにより有効性が認められ、
一部構造を簡略化した量産機ハイロが製造された。


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