バヌーの後継にあたる条約軍の地上用TU。
四輪(厳密には四つの無限軌道)走行形態に変形する。
脚部の地形適応の制約により、都市や要塞といった
拠点の攻略と防衛のために集中的に投入された。
高速移動能力を追求した機種であるが、
脚部がこのような形態になったのは
必ずしも最適化の結果ではなく、
戦線へのTU供給不足のいち早い解消のため
歩行機構を従来の技術で置換して
開発期間を短縮した結果だといわれる。
なお、開発初期段階においては
高速移動を発展させた飛行能力の付与が検討されていた。
この案は前述の事情で却下されたものの、
のちにビツーとして結実することになる。
無限軌道は片側ずつ独立して稼動可能。
乗り手としてはナージャ・ジャネイが有名である。