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M.E.キングダムプレオスが共同で進めていた
プロジェクトにおいて生み出されたTU
オータム完成型に至る試作機のひとつ。
型式番号はMEK-H2-01。

ハイトニックフラクターを搭載し、
その推力によりなんとか月面での
実用的な運動性を獲得している。

しかし機体スペースのかなりの部分を
ハイトニックフラクターが占めており、
人型としての完成度は低かった。
コストと性能がプレオスの要求を満たさず、
量産型への移行は延期。

オータムが完成型に至るまでには、
ハイトニックフラクターの小型化と
TU基礎技術の蓄積を待たねばならなかった。

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量産型のオータム完成後、オータム・ジャクシー
研究用にときおり起動させられるだけとなっていたが、
プレオス本土防衛戦を目前にしてTU数が不足したため、
急遽、実戦仕様に改装された。

外見上、青系にシフトしたカラーリング以外に目につく変更はないが、
ハイトニックフラクターの制御装置やコクピットの複座への改装、
レーザートゥランケル用FCSおよびマニピュレータ端子の追加など、
火力と加速力だけは量産型と同じレベルに引き上げられている。

ナルツ・フィールドカッターラハ・メルカスターナの乗機となり
予定通り本土防衛に参加したオータム・ジャクシーは、
前哨戦でこそ議会軍TU一機を撃破したものの、
その後は故障続きで戦闘に参加できず、
修理完了直前にプレオスが降伏。

議会軍がプレオス制圧を進めるなか、
オータム・ジャクシーも接収を待つ身となったが、
何者かが本機を動かし、プレオスから強行脱出している。
誰が乗っていたのか記録は残っていないが
現場に居合わせオータム・ジャクシーの手足を落とした
ツィルのパイロットの証言では、
只ならぬ操縦テクニックの持ち主だったという。

脱出した機体のハイトニックフラクターは、
その後オータム・バスコに流用されたと見られる。
ただしこれについては異説もあり、
一旦オータム・ジャクシーとしてレストアされ、
さらにその後にオータム・バスコとして
機関部を再利用したとも言われる。


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