統一国家連合議会が各有力企業の技術者チームを選抜し、
開発させた試作型汎用TU

当時存在したあらゆる機体を超えるスペックを持ち、
イプシロノンに変わる次期主力上位機種として注目されていた。

しかし、実戦テストのために試験機3機を現地へ護送している途中
レジスタンスの襲撃に遭い、3機中2機が奪取され、
残りの1機?も起動前に輸送トレーラーごと爆破された。
また、設計図面やカタログなど、
本機に関るほぼ全てのデータも強奪事件と同時期に消失しており、
かなり中枢に近い部分に内通者がいたのではないかと議会側を混乱させている。

ヴィンデTUデルチュオンに始まった可変TU開発計画の産物であり、
接収されたX3を軸に設計が進められたため、Xシリーズの実質的後継機ともいえる。
(設計、開発が短期間のうちに進められたのも、こういったベースが存在したからだろう)

当然変形機構を有するが、
飛行形態での戦闘は設計段階で度外視されているため、
純粋な移動形態となっている。
また、コクピットスペースもX3に準拠している。

オータムの標準装備であったレーザートゥランケルをベースに新規開発された
カイゼンタルファの宇宙専用武器「ケルベロス」は
専用の動力二基を搭載するなどして破壊力の向上を狙ったものであり、
三つの砲口からその名がつけられたという。

変形後に主翼を形成する背部に折りたたまれたユニットは
人型形態では一種の隠し武器として使用される。
その際に翼は中央で分割され、その断面に刃が現れる。
長大なこの武器は当時のTU用近接兵装の中でも一・二を争う威力を誇るが、
反面万が一これが破損した場合は戦場からの急速離脱手段がなくなるため、
まさしく奥の手といえる。

動力にはE.H.フラクターを使用しており、
莫大な出力を誇るが、その大半は推進系に消費される。

武装:

機体別設定

赤系の色で塗装された機体で、3機のうち最も最初に造られた機体である。
初めて造られた機体ということもあって最も実験的な色が強く、
とりわけ単座式であることから
パイロットに負荷がかかりすぎるという最大の問題を抱えている。
レジスタンスに渡ってからは臨時用の予備機となっているようである。

寒色系の色で塗装された機体で、二番目に作られた機体。
1号機で得られたデータを元に建造されており、
各部の微調整と複座への変更が行われている。
基本的な性能は1号機と大差は無いが、
複座式に変更されているためパイロット一人当たりの負荷が少なく
より実戦向けとなっている。


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