地球府の定める国際法で、
地球の環境を保全するため、
戦闘行為に関する様々な禁止事項を
指定している。
特に厳しい禁則が設けられているのは、
火砲の使用についてである。
これは、火砲は一般に環境負荷が大きく、
大規模で使用すると責任の所在の特定が
困難であることに起因する。
ただし、地球に直接累が及ばない宇宙空間においては
火砲の使用制限が緩く、宇宙用のTUの多くが砲戦を
主体としているのはそのためである。
また、ロスト・パストにおけるMADのような状況を避けるため、
高度な無人の自律兵器についても使用を制限していると
考えられる。
当初は母なる地球への畏敬の念から遵守されていたが、
時代が下るにつれて、
規定を無視する急進派が各文化圏に立ち現れてゆく。