設定資料:付録
年表 地図年表
総合年表
一九九九 | 八月 | 「八月の悪夢」発生。一時的被害だけで数億人の死者が出る。 |
九月 | 暖炉の谷の存在が確認される。 | |
十月 | 横須賀事変。 | |
十一月 | 「ユートピア」の暗躍によりアジア地域を中心に軍事クーデター多発。 | |
二〇〇〇 | 二月 | 大亜細亜同盟結成。 |
四月 | 大亜細亜同盟、宇宙移民計画立案。 | |
「ユートピア」分裂。 | ||
五月 | 「ユートピア」分裂の影響で、世界各地で銃撃戦などの闘争が多発。 | |
十月 | 大亜細亜同盟、復興のシンボルとして新世代中枢都市建設計画を立案。横浜、上海などが選ばれる。 | |
「八月の悪夢」以来観測されていた謎の霧や、原因不明の爆発事故などについて、民間の研究発表が解禁になる。 | ||
サウエル・ワタナベ博士、著書『素粒子変換の悪夢』にてバルムンク理論を発表。 | ||
十二月 | サウエル・ワタナベ博士、バルムンクフィールドの存在を実証するため実験を行うが、失敗。 | |
二〇〇一 | 二月 | 甘粛事件。立ち入りを禁止されている「八月の悪夢」時のクレーターに青年研究者たちが強行進入。さらに、静止にあたる人民解放軍を「エデン」が襲撃。中国は関連を疑い研究者たちを投獄する。 |
四月 | 大亜細亜同盟、宇宙移民計画の移民先を月に決定。 | |
六月 | 旧ユートピア系革命組織「エデン」が台頭。 | |
七月 | 大亜細亜同盟、新世紀農業基本計画を打ち出し、「八月の悪夢」によって荒廃に拍車のかかった各国の農業の抜本的な改革を開始。 | |
十月 | 日本、平和憲法と呼ばれた憲法第九条の無期限停止を行う。 | |
十二月 | 灯教が広まりはじめる。 | |
二〇〇二 | 三月 | 日本の内閣総辞職。 |
五月 | アメリカで地球啓蒙教会が隆盛を見せはじめる。 | |
七月 | 亜細亜連邦政府樹立。 | |
アメリカ、太平洋上に軍事拠点「グレートアイランド」を建造開始。 | ||
八月 | 性急な連邦樹立の影響で、各地で民族紛争や反政府運動が多発。 | |
亜細亜連邦軍として各国の軍隊、準軍隊を再編成。 | ||
九月 | 亜細亜連邦中央議会、左院の管轄として半民半官の巨大総合企業フェイジアインダストリーズを設立。 | |
十月 | 亜連の食糧備蓄が底をつき、暴動が増加。輸入体制強化のため、輸送路を軍が護衛することになる。 | |
十一月 | エデン、亜細亜連邦内の反体制勢力の過半を糾合することに成功。 | |
二〇〇三 | 一月 | 亜連、第一回国勢調査を実施。総人口二十二億人。 |
三月 | 「八月の悪夢」時の金属片を調査していた亜連の研究施設が第四次中間報告にて金属片についての具体的発表を行う。が、数日後に同研究施設消滅。 | |
マラッカ海峡周辺で海賊行為が横行し、亜連への食料輸出価格が高騰。 | ||
六月 | RAT設立。 | |
各地を遊説中のサウエル・ワタナベ博士、ロサンゼルスで行方不明となる。 | ||
海賊摘発のため、元老院の提唱で南洋艦隊が正式に編成される。 | ||
八月 | ハイヴィレッジコンツェルン結成。 | |
二〇〇四 | 四月 | 元老院、亜細亜連邦軍開発部を改編しSMITSを設立。 |
五月 | アルティメーグ社、原理不明の「蓄力システム」を開発。 | |
米軍、建設中の海上拠点「グレートアイランド」の周辺海域を艦隊で封鎖。国連は抗議するも、米政府はこれを黙殺。 | ||
七月 | 地球啓蒙教会が世界的な広がりを見せる。 | |
十月 | フランスが建設作業用のパワードスーツの試作型を発表。 | |
十二月 | アルティメーグ社、蓄力システムを利用した動力機関の構想を発表。「スレイプニル機関」と命名。 | |
二〇〇五 | 二月 | SMITSとアルティメーグ社が代表者会談を持つ。 |
蓄力システムを利用した巨大スペースプレーンの開発構想を共同で発表。 | ||
四月 | ボン事件。ドイツのボンで開かれた科学シンポジウムを暴徒化したデモ隊が襲撃。地球啓蒙教会の過激化はじまる。 | |
五月 | 巨大スペースプレーン構想を実現するため、世界各国から専門家を集めた「人類宇宙開発センター」が設立される。 | |
九月 | 亜連、第二回国勢調査を実施。農業改革の要であった穀物生産強化計画の成果として、小麦、米、大豆などの自給率が七十パーセントを越える。また、国民認可の規制緩和により、この時点で総人口二十四億人まで回復。 | |
二〇〇六 | 一月 | 亜連、ロシアのオムスクと中国の南京を軍事拠点として再開発する計画に着手。 |
四月 | 亜連、EUのガリレオ計画に参画。 | |
五月 | 建設作業用パワードスーツの量産型が市販開始。 | |
九月 | アルティメーグ社、スレイプニル式ガスタービンエンジンを開発。以後、次々に試作品を発表。 | |
十月 | モスクワで開催されたシンポジウムでサウエル・ワタナベ博士の学説が見直される。これを機に未完成論文であった『変則領域』が前著とあわせて学会の支持を集め始める。ワタナベ派の台頭。 | |
十一月 | SMITS、スレイプニル機関の製造技術を確立したと官報にて発表。 | |
十二月 | 横浜ブルーアイズ占拠テロ。 | |
二〇〇七 | 四月 | フェイジアインダストリーズ、スレイプニル式化学燃料ロケットの実験に成功。 |
亜細亜連邦政府が各企業に「乗俑機」の開発を指示。 | ||
五月 | SMITSおよびRAT、「崑崙」の遺構を発掘。公表されず。 | |
七月 | 地球啓蒙教会の過激派武装勢力に対して亜連が連邦軍を投入。壊滅させる。 | |
八月 | SMITSおよびフェイジアインダストリーズ、スレイプニル機関の基礎技術を連邦内外の他企業に提供。 | |
十月 | オーストラリア大陸が熱波に見舞われる。 | |
二〇〇八 | 一月 | 核弾頭の新施設への移管を巡り、亜連南部方面軍でインド派とパキスタン派が衝突。 |
三月 | 元老院の仲裁で印パの対立が落ち着く。事後処理のため、戦略軍が部隊を派遣。 | |
九月 | 人類宇宙開発センター、スペースプレーンの加速方法としてリニアカタパルトを選定。 | |
クリスマス島に巨大電磁カタパルトを建造開始。 | ||
十一月 | ワタナベ派の院生研究員が、実験中の失敗が下で素粒子に干渉する鉱石を発見。学会はこれをコマンダー・オーア、略してコアと命名。 | |
二〇〇九 | 一月 | アメリカ、EU間でスレイプニル機関の民間普及のための相互協力を推進することで合意。 |
三月 | NASAがアストロポッドによる宇宙用有肢型作業機の実験に成功。 | |
四月 | NASAが宇宙用乗俑機の開発計画を発表。 | |
八月 | EUおよび亜連、遅延していたガリレオの本格稼動を開始。 | |
十二月 | アメリカがガリレオを強制停止させ、三大勢力の亀裂が深まる。 | |
二〇一〇 | 二月 | 人類宇宙開発センターの仲介によって、ガリレオ再稼動。 |
四月 | 亜連北部方面軍の中枢がオムスクに移転開始。 | |
十月 | 新青海基地の要塞化が始まる。 | |
二〇一一 | 八月 | 「グレートアイランド」で事故発生。財政難もあり、建設は凍結される。 |
九月 | 地軸異常変動説が提唱される。 | |
二〇一二 | 二月 | 乗俑機乙種の初の市販品が発売される。 |
八月 | アルティメーグ社、革新的なプラズマ制御装置を開発。核融合炉の開発実現に道を開く。 | |
九月 | バルムンクフィールドの存在が実験によって確認される。 | |
十一月 | SMITS、バルムンクフィールドジェネレータ(BFG)の一号機を開発。 | |
十二月 | アルティメーグ社、BFGのステレオタイプを完成。 | |
二〇一三 | 十二月 | スペースプレーンの実用試作三号機「GSP-III」が大気圏内を初フライト。 |
二〇一四 | 二月 | 一部のコアによって引力を分散化できることが実験的に発見される。 |
三月 | ハイヴィレッジコンツェルン、次世代型戦車ABTシリーズの試験型、ABT-14を開発。 | |
七月 | 亜連、戦略軍の主要部署を南京に移管。 | |
九月 | 電磁カタパルトによるGSP-IIIの打ち上げが成功。 | |
アメリカ、メルヴィル派の後押しにより、コアの産出が見込まれるアフリカ諸国への支援を拡大。 | ||
十二月 | ユーラシア大陸の中部から東部を記録的な大寒波が襲う。亜細亜連邦で数万人が凍死。 | |
二〇一五 | 七月 | クリスマス島宇宙基地にスレイプニルサーキュレータを設置完了。 |
二〇一六 | 一月 | 乗俑機の普及に伴い、乗俑機に関する国際規約が国連で策定される。 |
二月 | GSP-III、静止軌道到達に成功。 | |
四月 | マスディフューザ試作一号機完成。 | |
六月 | アメリカ、GSP-IIIをベースに独自の大型スペースプレーンの開発に着手。 | |
八月 | アルティメーグ社、軍事作戦用乗俑機を開発。GS-100の名で制式採用される。 | |
二〇一七 | 四月 | イギリス海軍、新型空母トライアムファントを発注。 |
二〇一八 | 一月 | フェイジアインダストリーズ、GSP-IIIをベースにした宇宙往還機の開発に着手。 |
二月 | コアの採掘権を巡っての抗争が多発し、国連がコア採掘に関する国際法を制定。 | |
五月 | 各種コアの実験結果より、ダイダロスシステムが考案される。 | |
六月 | 米軍、GS-100系の乗俑機で対テロ部隊を編成。 | |
八月 | 先進国において実用型のBFGが普及しはじめる。 | |
二〇一九 | 三月 | ハッブル宇宙望遠鏡が原因不明の損傷を受け使用不能となる。 |
五月 | 北海沿岸地域に津波が押し寄せ、大被害が出る。詳細は各国上層部によって伏せられたが、巨大隕石説が「北海疑惑」として流布する。 | |
八月 | GS-200完成。 | |
九月 | 米国、太平洋上に建設中の軍事拠点「グレートアイランド」を「バベルの塔」として再建設開始。 | |
十一月 | アルティメーグ社、NASAと共同でダイダロスシステムの実用化に着手。 | |
二〇二〇 | 四月 | アメリカ、極秘に宇宙用乗俑機のテストを行う。 |
アメリカ、スラッグ級の量産型建造開始。 | ||
五月 | 東京時間十四日、金星也が戦略軍総司令官に就任。 | |
七月 | ハンス、ドイツ軍に中将待遇で招かれる。 | |
SMITSおよびアルティメーグ社、ほぼ同時期にマスディフューザを量産化。 | ||
八月 | タウンゼントエンタープライズ、シダート技研との提携を発表。 | |
アメリカ、事実上の国家総動員法を制定。徴兵制復活の兆し。 | ||
十月 | GSP-III、月軌道へ向かうが事故により中途で帰還。 | |
十一月 | ドイツ軍、特殊機甲部隊設立。 | |
十二月 | ドイツの次世代乗俑機の存在が噂されはじめる。 | |
二〇二一 | 二月 | ハンス、ドイツ軍を掌握。政府を解体し、啓示軍を組織。ドイツを軍政下に置く。主要国、ドイツの経済封鎖を企図。 |
三月 | 啓示軍、欧州諸国に対し宣戦布告。同時に宇宙部隊が各国人工衛星を破壊。 | |
米国・亜細亜連邦内でも「機兵」の開発が始まる。 | ||
四月 | 啓示軍、電撃作戦によって欧州主要国家を次々に制圧。アメリカ、積極的な防衛協力せず。 | |
亜細亜連邦高官星志敦、秘密裏に応龍隊を結成し独自の機兵開発を指示。 | ||
五月 | 国連、安全保障理事会を暫定的に停止する。 | |
啓示軍、建設中のトライアムファント級空母を機兵母艦として改造開始。 | ||
六月 | 中東諸国、啓示軍への協力を確約。 | |
九月 | 啓示軍、ヨーロッパ圏をほぼ完全に制圧。ハンス、啓示軍組織改編。 | |
アメリカ、啓示軍に対し正式に宣戦布告。 | ||
十一月 | 応龍事件。 | |
金星也による亜細亜連邦政府内粛清。星志敦左遷。 | ||
二〇二二 | 三月 | 龍王壱番機完成。実働テスト中に事故発生、原因不明。 |
二二式大型発熱刀ロールアウト。 | ||
YGS-300完成。 | ||
五月 | 龍王弐番機完成。龍先行試作機ロールアウト。 | |
六月 | 啓示軍、亜細亜連邦領に侵攻開始。 | |
SMITS、龍王参および肆番機を完成。 | ||
YGS-400、450完成。 | ||
七月 | 啓示軍、モスクワ侵攻。ノイエトーターと謎の機兵交戦。 | |
SMITS、龍王伍番機をテストヘッドに宇宙用装備を開発開始。 | ||
龍及び二二式セミオートライフル量産開始。 | ||
亜連欧州方面軍敗退。 | ||
啓示軍、内乱鎮圧のため戦線を固定。早くも膠着状態に入る。 | ||
米・亜細亜連邦を中心に 連合軍結成。 | ||
八月 | 亜細亜連邦、国家総動員発令。 | |
龍の先行試作機、増加試作機の一部を実戦に投入。 | ||
外廓聯設立。 | ||
九月 | 啓示軍、再度侵攻開始。亜連西部及び欧州方面軍壊滅。前線は大きく後退。 | |
アメリカ、国家総動員発令。エスカルゴ級の建造開始。GS-300量産開始。 | ||
亜連、たびたび現れる謎の機兵を“影龍”として、即ち彼らがかつての応龍隊であると認知。 | ||
星志敦、軍を追われる。 | ||
GS-400量産開始。 | ||
十月 | 啓示軍、機兵による散発的な強襲作戦開始。 | |
筑波においてノイエトーターと龍王交戦。 | ||
フェイジアインダストリーズ、二二式電磁槍を納入開始。 | ||
フェイジアインダストリーズ、宇宙往還機量産開始。雷麒麟計画発動。 | ||
亜連、各方面軍に龍を正式に実戦配備。 | ||
米軍、啓示軍本土へ遠征軍を派遣するも、艦隊は壊滅的打撃を受け撤退。 | ||
十一月 | 米軍、デーモン隊を編成。 | |
トロイパペゾルダート量産開始。 | ||
十二月 | 亜細亜連邦軍、黒龍隊創設。 | |
龍防人型実戦配備。 |
地図
中央アジア周辺地図(二〇二二年十二月)
