統一国家連合議会管理下の要塞衛星
砲台、アンテナ、マスドライバー、カタパルト等々が
全方位へ無数に設置された結果、
さながら海栗か毬栗がごとき外見となっている。

この地を巡って、統一国家連合議会軍と
真静>との間で激戦が繰り広げられた。

先のガノケリス戦で議会軍は<真静>に敗北を喫しており、
ツィンカの生産などの準備を経て名誉奪還に臨んだものの、
結局は陥落寸前まで追い詰められ、
旧式のツィーダまでが戦線に投入されることとなる。

このとき現場には、ムッグ・アーク少将が
アドバイザーとして招聘されていた。
しかし宇宙での実績がないという理由から、
彼の進言はほとんど聞き入れられなかった。
だが、要塞陥落寸前に半ば責任を押し付けられる形で
指揮権を委譲されたムッグ・アークは、
そこから陣容を立て直し、防衛に成功。
鉄壁将軍」の健在を知らしめたのであった。

なお防衛戦の最終局面において、
ムッグ・アークは指揮をステイン・フィラーに預け、
自らも専用TUで出撃している。
彼はアドバイザーに招聘される際、
条件として自分用の宇宙用TUを所望し、
暇な時間を利用してその操縦を練習していたのだった。
もっとも、ステガギガスでのほとんどの時間は暇だったのだが。
ただし、練習中にステガギガス周辺を飛び回り、
その構造を頭にたたき込んでいたことは言うまでもない。


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