カイゼンタルファの開発失敗を憂えたヴィンデは、
アイゼンミューオンの欠点を補う支援TUを開発し、
二機種セットで実用戦力化するという第二案を密かに進めていた。
まずヴィンデはアイゼンミューオンに搭載できなかった
ハイトニックフラクターをプレオロニクスから
パッケージで手に入れる算段をつけ、
それを利用した新兵器を独自開発する一方、
両者を搭載するためのTUの素体開発をトパスに委託した。
そして完成したのがこのバタウカノーネである。
なお、両社の共同開発であることと、開発時期から言って、
マナッシとはある意味で兄弟機である。
ハイトニックフラクターと新兵器「フラクターバスター?」を
機体中央に搭載している都合上、
胴体はねじれず、人型としては簡易設計。
また、上半身はマカラ系で下半身はクンビラ系という
異色の組み合わせでもある。
なお、手首はショウトゥラから流用されている。
本機はギルベルト・シュミッセン中佐によって持ち出され、
アイゼンミューオンの援護にかけつけた。