Selected Stool のバックアップ(No.9)

『Selected Stool』 †

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セレクテッドスツール。
RE:526、混迷するフェニキア大戦役での出来事を描く小説。

友軍からはぐれた議会軍 TUパイロットであるメイリオ・ウィーンは、
フェニキアの森で地球府実地監査官のウィタ・フロルス・セクサリスに出逢う。
だが地球府仕様のツィーダ・ブルに乗るウィタは、
メイリオのイプシロノンに異常な恐怖を示すのだった。

成り行きからウィタに同行することになったメイリオは、
ネーブルへのホットラインが置かれたサマルを目指すことになった。
二人は戦闘頻発地帯を避け、ヒンダー海?沿岸を北上するルートを選択する。
そんな彼らを密かに追跡する条約軍 TU、バヨネットの影があった。

ミハマ・ハルマを道行きに加え、奇妙な呉越同舟は続く。
しかし次々に訪れる問題――糧食の不足、信託軍アト・アンフォラ隊との遭遇。
果たして一行は相次ぐ窮地を脱して、
サマルへたどり着くことができるのか。

ウィタの身に隠されし驚愕の真実が明かされた。
目前に迫る戦いは、もたらされる悲劇は、避けられないものであるのか。
fall between two stools――二兎を追う者一兎をも得ず。
メイリオとハルマはいま、重大な選択を迫られようとしていた。