セレクテッドスツール。
RE:526、混迷するフェニキア大戦役での出来事を描く小説(予定)。
地球府の権威が失墜していく過渡期の描写を通して、
懐疑と盲信の対立をメインテーマとする。
プロット(全四話、続き物) †
第一話 起動障害 †
友軍からはぐれた議会軍TUパイロットであるメイリオ・ウィーンは、
フェニキアの森で地球府実地監査官のウィタ・フロルス・セクサリスに出逢う。
だが地球府仕様のツィーダに乗るウィタは、
メイリオのイプシロノンに異常な恐怖を示すのだった。
第二話 承諾義務 †
成り行きからウィタに同行することになったメイリオは、
ネーブルへのホットラインが置かれたサマルを目指すことになった。
二人は戦闘頻発地帯を避け、海岸沿いを北上するルートを選択する。
そんな彼らを密かに追跡する条約軍TU、バヨネットの影があった。
第三話 転餉要求 †
ミハマ・ハルマを道行きに加え、奇妙な呉越同舟は続く。
しかし次々に訪れる問題――糧食の不足、信託軍アト・アンフォラ隊との遭遇。
果たして一行は相次ぐ窮地を脱して、
ウィタの故郷たるサマルへたどり着くことができるのか。
第四話 結約戦場 †
ウィタの身に隠されし驚愕の真実が明かされた。
目前に迫る戦いは、もたらされる悲劇は、避けられないものであるのか。
fall between two stools――二兎を追う者一兎をも得ず。
メイリオとハルマが選んだ未来(Selected Stool)とは、果たして。