ツィニューマの改良型。
ワームホール停戦中に開発が進められ、
停戦破棄後のRE:528に生産が開始された。
ツィニューマにおいて肩の側面に配置されていた
メインスラスターを上面へ移動し、
空いた側面をナッターホルダなどの
マウント箇所として利用している。
従来からのショイコ換装と組み合わせることで
さらに多様な任務への適応が図られている。
また、踵へのスラスター追加などで
基本的な運動性も向上している。
AGIはライバル企業であるヴィンデの
グリークシリーズを上回る性能を謳い文句として
開発中から宣伝を行っていたが、
実はOSがハードウェアの仕様に対応できていなかった。
したがって、機体の真価を発揮するには
高G下で情報処理と複雑な操縦を両立できる
強靭な肉体と精神をもった人間が必要とされた。
このため開発チームはテストパイロットとして
部分的にサイボーグ化手術を受けている
ファル・マルファス大佐を迎えたが、
マルファス大佐には別の重大な任務が与えられたため、
終盤はトリーチェ・フェアデルベア中尉が引き継いでいる。
量産後もOS問題の根本的解決に至らなかったため、
肉体強度や射神経に優れる選抜メンバーを中心に配備された。
また、のちにバルテア安息国においても、
議会軍特殊部隊からの脱走者が持ち込んだ機体が運用された。
外付け用エジンエンジンを搭載したショイコ。
テストパイロットは途中で辞めたものの、
開発に多大な貢献をしたファル・マルファスは、
量産1号機をパーソナルカラー仕様にて受領している。
なお、塗装費用はAGIが持っている。