条約軍の初期の拠点攻略用TU。
カロ重装型の大量投入によるモソチェゾ要塞攻略作戦は失敗に終わり、
条約軍は捲土重来を期して新たなTUの開発に着手した。
カロ重装型の敗因は、防御力は向上したものの、
その一方で重量の増加がカロの得意とした
跳躍力を生かした戦法に支障をきたし、
攻撃の決め手を欠いたためとされた。
バラクラバはその点を踏まえて、
次のコンセプトのもとに設計された。
- 数に頼るのでなく、1台でツィタデルと互角に戦えるTUを目指す。
そのため量産化は考えず、拠点攻撃に特化した少数生産機とする。
- 全身の装甲強化
- スラスターによる跳躍はあきらめ、歩行性能の強化により機動性を確保する。
- ナッターに対抗しうる武装の開発
両腕のハンマー・ファウストは、
ナッターの間合いの外からの攻撃が可能で、
なおかつ接近戦でも有効な武器として考案されたものである。
二つは要らないのではないかという声もあったが、
実のところ二つないとバランスが取れないのである。