はるか未来。
世界には、ワームホール使用権を賭けて戦う三つの文化圏A・B・Cと
その審判としての地球府が存在していた。
三つの文化圏はかつてワームホールを抜けた先でそれぞれ独自の文化を育み、
揃って地球へと帰還を果たした時には互いに相容れぬ立場になっていたと言われる。
だが全ては失われた過去のことであり、今日となっては真偽のほどは定かでない。
三つの文化圏は本格的な戦争に突入すれば
高度に発達した超兵器によって互いに大打撃を被るおそれがあるため、
交戦規定に則り、TUを用いた代理戦争を行っているのである。